健康という結果のでる食教育

ホーム > 体験談 > 荻原亜貴子さんの体験記です。

(2009 年 8 月 21 日)

主人の血糖値の悩み

主人はこの10年、会社の健康診断を受けるたびに血中コレステロール値の値は悪くなっていくばかりでした。それでいて血圧や血液色素は低いので立ち くらみが多く、何を食べさせたら良いのかわからず、保健所の栄養士さんに相談もしてみました。こちらがいくら気をつけても本人がストレスからの夜の間食が 止められないなどの意識のずれもあり、なかなか改善せずに困っていました。


今年 の2月の実施者研修で、スコーレ永池会長に主人の食生活について質問させていただいたところ、食事のとり方によって体質改善し病気の予防を考える「食医食」を提唱していらっしゃる神崎夢風先生を紹介していただきました。

先生の考え方はとてもシンプルで、規則正しい食生活と生活リズム、体に悪いものをとらない、食材を満遍なく食べることで、それらを毎日チェック表で確認していきます。
しかし、今の世の中、添加物や化学調味 料、農薬、水道水の有害物質など「体に悪いもの」が当り前のように入っている食べものが溢れていて、いざ安全な食材を集めようとするとお金と手間がかかりました。
毎日あらゆる食材を食べてもらうのに、慣れるまでは一日中食材の入手と何をつくるかばかり考えていて、いかに食事について無頓着であったかを思い知らされました。
最初は私が主人に質問しながらチェック表をつけていましたが、パターンがわかってきた1カ月を過ぎた あたりからあまり詳しく質問しなくなると、心もとなく思ったのか「自分でつける」と言い出し、そのおかげで規則正しい食生活を意識してくれるようになり間 食も減りました。主人のために始めた改善でしたが、子どもたちにも食育について話す機会が増えました。買い物に行けば毎度お菓子をねだってくる4歳の次男 は「このお菓子は食べても平気?」と聞いてくるようになり、「ここにあるものはみんなダメなんだ」というと、「じゃあやめる」と言って欲しがらなくなりま した。あんなに大好きだったのに、揺らがない意志を見せる小さな息子に感動し、妥協しそうな私の心も引き締まります。3カ月後の血液検査で主人の数値はあ と一歩のところまで改善しました。

また、風呂上がりに次男の体を拭いていると、アトピーで毎晩保湿剤を塗って いた肌がきれいになっていることに気が付きました。他にも新型インフルエンザ対策で毎朝体温を計っていたのですが、低体温が気になっていた長男の基礎体温 いが上がっていたり、杉花粉も時期にコンタクトレンズをつけることができなくなっていた私が今年は装着することができました。主人の体質 改善のために食事を見直すことになりましたが、家族で毎日同じものを食べていたので、家族で毎日同じものを食べていたので、思いがけず主人以外にも体質改 善の兆候が現われたのです。食医食の理念が一つの症状だけのためではなく体を本来の状態に戻してくれていることを実感しました。食事指導をしていただいた ことがきっかけで神崎先生のもとに定期的に通わせていただきました。水のお話から始まり、不妊治療や重い病気などで先生のもとを訪ねてこられる方へのご指 導のお話など、食べものの良し悪しが如何に人の体を左右するのかを伺い、私自身も体質改善して毎日の食事の大切さを実感したので、これからも続けていきた いと思います。