健康という結果のでる食教育

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(2013 年 1 月 8 日)

スコーレ家庭教育振興協会会員A.Uさんによる、食医食理念を実践してみてのご感想です。

食医食を学んで

昨年の六月、私の母は、子宮癌の手術を受けました。
退院して、一カ月後の検査を受けた時に、主治医の先生から「抗癌剤治療を始めます」と告げられました。
母の癌は、癌肉腫という種類のがんであり、大変転移しやすいとわかったからです。

そこで、「私が今、すべきこと」について永池会長にカウンセリングをしていただきました。
会長は「癌は血液の質によってなる病気であること。血液の質を変えるには、食事を変えること。食医食の神崎先生のところで勉強するといい」とご指導くださいました。
私は、すぐに、神崎先生に連絡させていただき、学習することになったのです。
食医食の理論は、大変実践しやすく、無理なく続けることができました。

しかし、六回目の抗癌剤治療が終わった後の検査で、首のリンパ節と肝臓に影がみつかり、片方の腎臓は、倍の大きさに腫れあがっていることがわかったのです。
「全身に癌が転移しているかもしれない」との主治医の見解で、すぐに専門医の詳しい診察を受けることになりました。
「癌が全身に転移しているかもしれない」と聞いた母は、絶望で起き上がれなくなりました。
そして私も、苦しい抗癌剤治療に耐えていた母の姿を見ていたので、あの苦労はなんだったのか、と心が痛みました。

私は、すぐに神崎先生に相談させていただき、更なる食医食の実践に励みました。
希望を捨てず、母の食事作りに、心をこめて取り組みました。
神崎先生から「お母様は、必ず良くなります」との励ましのお言葉もいただき、良いイメージを持つことができました。
苦しい状況ではありましたが、食医食の理論を徹底的に実践したという自信から、私は不思議なくらい冷静でいられました。

専門医の診察から一週間後、母と二人で検査結果を聞きに行きました。
すると、首のリンパ節と肝臓の影は、幼い頃の炎症の痕であり、問題ないことがわかりました。
腫れていた腎臓も、もとの大きさに戻り、担当の先生から「他の科で、何か治療を受けたのですか」と聞かれるほど良くなっていたのです。
実はこの日、腎臓の腫れがひどかったので、尿を体の外に出す管を入れる手術をする予定になっていたのですが、手術しないで済んだのです。
この時の母の安心した顔が、今でも目に焼き付いています。

この結果は、会長のご指導を信じて、右往左往することなく、食医食の実践に集中したことで得ることができました。
改めて、会長のご指導の素晴らしさを実感いたしました。

母の病気というマイナスの出来事のおかげで、未知の分野だった食医食を知り、食生活をマスターすることができました。

(一部抜粋して掲載)